日本からのアクセスのしやすさとエキゾチックなロケーションなどの魅力を持つ東南アジアは、日本で長年愛されている映画のロケ地としても、観光地としても高い人気を誇ります。ユニークかつ様々な表情をとらえることのできる東南アジアでの撮影は、一方で、撮影許可の取得プロセスが複雑であることや、多民族国家ゆえに言語や法律、宗教などのハードルが多いことなど、安全で円滑な撮影の実現には、東南アジア各国と日本の両方をよく理解している現地コーディネーターの存在が欠かせません。
このページでは、日本に特化したサポートを特長とするニッポン・プロダクションの、東南アジアで主にロケの支援を行っている国々をご紹介します。
ニッポン・プロダクションが展開する東南アジアの撮影コーディネート
ニッポン・プロダクションは、世界100か国以上での撮影支援を展開しています。東南アジアにおいて弊社撮影コーディネーターが主に活躍しているのは、次の2ヵ国です。
海外各国の有名ロケ地や映像制作に関する情報をご紹介します。これらの国々での撮影をご検討中の方も、海外ロケ地の絞り込みにお困りの方も、ぜひご覧ください。
シンガポール
マレー半島南端に位置するシンガポールは、マーライオン、マリーナベイ・サンズなどのアイコンで観光地として人気の高い国です。映画制作においては、ハリウッドの「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」など世界的に有名なプロダクションのロケ地としては勿論、日本の人気作品に関しても、「名探偵コナン 紺青の拳」や「コンフィデンスマンJP プリンセス編」などの舞台となっています。シンガポールは、マレー系、インド系、中国系をはじめ多民族で構成されています。そのため、マリーナベイ・サンズやマーライオン・パークをはじめ大都会の中の特に有名なロケーションのみならず、チャイナタウン、リトルインディア、アラブ系の街カンポン・グラムなど、異なる特徴を持つエスニックな風景を望むことができます。また、多民族国家であることから、仏教、イスラム教、キリスト教、道教、ヒンズー教など多岐に渡る宗教が信仰されており、それぞれの宗教に関する祝祭も、撮影の魅力です。シンガポールにはこのような多様性があるため、現地コーディネーターとの連携があれば効率よく理想のロケーションを見つけることができます。
シンガポールの報道の自由度指数は、世界180か国中129位にランク付けされています。報道の透明性が非常に不安定であるため、シンガポールでの安全な撮影を行うには、現地の綿密な事前調査や撮影の準備をサポートできる、シンガポールに精通したコーディネーターが必須といえます。シンガポールの公共のスペースでの、交通規制などを伴わない小規模撮影には基本的に許可は不要ですが、一見公共のスペースのように見えても実は政府や民間の管理下にあるロケーションが多いことに、注意が必要です。例として、観光地としても有名なマーライオンは、政府2機関と民間1機関によって管理されており、マーライオンの撮影にはこれら3つの機関への許可申請を行う必要があります。撮影許可の複雑さや、多民族国家ならではの言語や法律などの壁が多いシンガポールのロケは、東南アジアや世界100か国以上での撮影支援実績を持つニッポン・プロダクションの撮影コーディネーターへ、ぜひお任せください。シンガポールをはじめ東南アジアに精通した実績豊富なコーディネーターが、事実確認を伴うロケ地の綿密なリサーチや、現地の交渉や通訳、移動サポートなど、ご出国前からご帰国後までをフルサポートいたします。また、ニッポン・プロダクションでは、リモート撮影やビデオ通話での取材のセッティングも承っております。シンガポールをはじめ東南アジアでのあらゆる形での撮影を、弊社撮影コーディネーターは柔軟かつ迅速にサポートいたします。シンガポールでのロケに関するご予算、撮影許可やサポート内容など、どのような疑問も、まずはお気軽にお問い合わせください。
シンガポールの撮影コーディネートガイドはこちら。
タイ
インドシナ半島中央部に位置するタイは、1960年代から現在に至るまで、「007」シリーズをはじめとした世界的大作のロケ地となっています。国土を北から南へ流れるチャオプラヤ川とメコン川に沿って、田舎の伝統的な生活から現代の都会の風景まで、タイの多様な表情を撮影することができます。滝やマングローブといったダイナミックな自然、無形文化財の伝統仮面劇・コーン、「ジェームズ・ボンド島」の愛称で親しまれているタプー島をはじめとした島々、そして仏教寺院、モスク、聖堂など、様々な宗教の寺院など、タイはその国土の中に、ロケ地としての様々な魅力を持っています。
タイでのロケを行う際は、撮影許可を映画庁から得る必要があります。タイの撮影許可取得のプロセスは複雑であり、タイ映画事務局(TFO)に登録済みのローカルコーディネーターを介した許可取得が求められています。また治安の面に関しても、南部をはじめ渡航前に安全性を確認すべき地域があり、ロケ地の事前調査を細やかに行うことがおすすめです。ニッポン・プロダクションのタイ撮影コーディネートは、世界100か国以上の撮影サポート実績と豊富な知識で、タイをはじめ東南アジアでの複雑な撮影許可取得も安心してお任せいただけます。精鋭スタッフ陣と東南アジア各国を熟知した経験豊富な撮影コーディネーターによる連携で、準備段階からご帰国後まで、必要なサポートを円滑なワンストップサービスでご提供します。タイでのロケの撮影許可の具体的なプロセス、最適なロケ地、サポート内容の詳細など、どのようなご質問やご不安も、まずはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
タイの撮影コーディネートガイドはこちら。
まとめ
東南アジアでの円滑で安全な撮影には、現地と日本に精通している実績豊富なコーディネーターのサポートが欠かせません。ニッポン・プロダクションは、東南アジア各国を熟知している日本語または英語の堪能なコーディネーターの手配は勿論、各国の撮影許可取得のサポート、リモート撮影の手配にも対応しています。東南アジアのロケ地の細やかな事前調査からご帰国まで、海外ロケ・制作サポートの専門会社である弊社は迅速で柔軟なワンストップサービスをご用意しております。東南アジアでのロケに関しては勿論、その他海外での映像制作をお考えの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。