ヨルダンやイスラエルなど西アジアは、ドバイの大都会からレバノン杉の森林まで、多彩な表情を撮影することができる地域です。その表情の豊かさは、渡航や撮影の困難な周辺諸国を、1か国で表現できるほどです。西アジアでは年中を通して渡航に危険を伴うエリアがあり、安全でスムーズなロケには現地の言語、法律、時勢などを熟知しているコーディネーターのサポートが必須です。
このページでは、日本に特化したサポートを特長とするニッポン・プロダクションの、西アジアで主にロケの支援を行っている国々をご紹介します。また、弊社では有名観光地以外にも、現地コーディネーターとの連携で、知る人ぞ知るロケーションをご案内することも可能です。
ニッポン・プロダクションが展開する西アジアの撮影コーディネート
ニッポン・プロダクションは、ヨーロッパのほぼ全域で積極的な撮影サポートを展開しています。西アジアにおいて弊社撮影コーディネーターが主に活躍しているのは、次の4ヵ国です。
各国の有名ロケ地や撮影に関する情報をご紹介します。これらの国々での撮影をご検討中の方も、海外ロケ地の絞り込みにお困りの方も、ぜひご覧ください。
ドバイ
急速な成長を続けるアラブ首長国連邦(UAE)の首長国の1つ、ドバイ。ペルシャ湾に接し、白砂と青い海の美しいビーチの数々や、ブルジュ ハリファなどの超高層ビル、大都市ならではの煌びやかな夜景といった光景が印象的です。大都会のイメージの強いドバイですが、一方で、ドバイの昔と今を収めるドバイフレーム、19世紀半ばのドバイを感じられるアル・ファヒディ歴史地区、ドバイで最も美しいと謳われているジュメイラ・モスク、広大で静かな砂漠など、ドバイに息づく歴史や文化が体感できる場所も、ロケ地として見逃せません。
ドバイでの撮影は、屋外スペースは全て許可証が必要であり、通常は有料です。撮影許可証の取得には、査定や予算確保のため、2週間以上の期間を予定しておくことをおすすめします。また、機材の持ち込みには、詳細な書類が求められます。ドバイは世界都市として英語の通じやすい環境ですが、現地の言語や撮影ガイドラインを熟知しているスタッフが同行していると、より安心で円滑な撮影を行うことができます。ニッポン・プロダクションは、ヨーロッパ、西アジア、南米など、世界100か国以上での撮影支援の実績を活かし、現地を熟知した撮影コーディネーターを手配いたします。また、撮影コーディネーターによる現地でのサポートだけでなく、事実確認を伴うロケ地のリサーチや撮影許可取得の代行など、事前の準備も安心のワンストップサービスでご提供します。ドバイをはじめ西アジア各国の撮影の予算のお見積りから、ロケに関するご不明点まで、お気軽に弊社スタッフおよび撮影コーディネーターへご相談ください。
ドバイの撮影コーディネートガイドはこちら。
イスラエル
地中海に面する西アジアの国のひとつ、イスラエルは、多彩な宗教と文化、数千年に渡る歴史、そして自然など、独特の魅力を持つ国です。ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地として有名なだけでなく、新バビロニア、オスマン帝国、ヨーロッパと時代ごとに受けた様々な国の支配と影響の面影は、制作へのインスピレーションを掻き立ててくれます。聖地エルサレムのみならず、現代的な景観と美しいビーチが特長のテルアビブ、現代建築がテレビ収録などに人気であるペタハ・ティクヴァ、数々の古代遺跡と、イスラエルは幅広い撮影にうってつけのロケ地です。
イスラエルは報道の自由が憲法で保障されており、政治的な圧力が禁止されています。一方で、状況に応じ制限の掛かる場合もあります。イスラエルでの映像制作は、場所や使用機材応じた撮影許可証が必要です。許可証の取得のための手続きや、料金の有無は非常に複雑であり、ロケハンを行う前に確認と調整をすることがおすすめです。西アジア各国でロケの支援を行うニッポン・プロダクションは、精鋭スタッフと現地の事情を熟知しているコーディネーターとの連携で、事実確認を伴う正確なリサーチや撮影許可の取得代行をお任せいただけます。ロケハンの前の調査だけでなく、ロケハン、現地で必要な機材や人材の手配、現地での移動や物流のサポートなど、多岐に渡る撮影支援を一括でご提供します。イスラエルでのロケや、越境を伴うロケなど、西アジアでの制作・報道をお考えの方は、ぜひ弊社スタッフおよび撮影コーディネーターへお任せください。お気軽に、無料のお見積りやお問い合わせフォームからのご相談をご活用ください。
イスラエルの撮影コーディネートガイドはこちら。
ヨルダン
イスラエルに隣接するヨルダンは、死海、希少な生態系、ローマ時代の遺跡、火星を思わせる幻想的な砂漠などユニークなロケーションを持ち、「インディ・ジョーンズ」など世界的に有名な作品のロケ地となっています。ヨルダンは、「国内で周辺諸国を表現できる」という理由でも、撮影に重宝されています。実際、2018年公開「プライベート・ウォー」では、シリア、アフガニスタン、スリランカ、リビア、イラクを、ヨルダン1か国の中で表現することに成功しました。
ヨルダンは映画委員会(RFC)をはじめ当局も海外からのロケに対し寛容的な姿勢であり、ホスピタリティ、インフラ、通信システム、政府・軍事機関のサポート、現地のプロキャストやプロの技術クルーの提供に積極的です。ヨルダンでのロケを行う際は、RFCを通じて撮影許可申請を行う必要があります。許可取得までに掛かる期間や予算、プロセスなどは、ぜひお気軽に弊社スタッフへご相談ください。また、ヨルダンや周辺の西アジア各国は、渡航の安全性の確認が必要であるため、現地の最新情報や事実確認を伴う事前調査についても、弊社撮影コーディネートをぜひご活用ください。
ヨルダンの撮影コーディネートガイドはこちら。
レバノン
5000年以上の歴史を持つレバノンは、古代ギリシャや古代ローマの遺跡、レバノン杉の森林など、古代から現代に至るまでの多彩なロケーションを有しています。首都ベイルートには、古代遺跡や神殿、荘厳なモスク、「中東のパリ」と呼ばれる洗練された景観、現代建築など、各時代を象徴する景色が見られます。この様な特徴を持つベイルートは、ブラッド・ピット主演「スパイ・ゲーム」のロケ地に選ばれました。地中海沿いのアンフェは「リトルギリシャ」と呼ばれ、地中海の青さと白壁の建物の色のコントラストが印象的です。また、各地にスークと呼ばれる市場があり、それぞれ、エスニックな雰囲気、入り組んだ路地、カラフルな伝統工芸など、レバノンに住む人々の生活を望むことができます。レバノンは、広いとは言い難い国土の中に、この様な多彩なロケーションを持っているため、1日で複数のロケ地で撮影することも可能です。
レバノンで撮影を行うには、1年を通して渡航の危険な地域があるため、随時、外務省公式の渡航情報を確認する必要があります。また、撮影における許可取得は、プロセスがやや複雑です。レバノンでの撮影許可に必要なプロセスや予算、ロケに関するご不安や疑問は、ぜひお気軽にニッポン・プロダクションのスタッフおよび撮影コーディネーターへお問い合わせください。レバノンをはじめ、西アジア各国での事実確認を伴うリサーチ、撮影許可取得の代行、現地でのアラビア語通訳ほか、あらゆるサポートを、弊社撮影コーディネートは安心のワンストップサービスでご提供します。また、渡航にご不安のある場合は、リモート撮影の手配やビデオ通話での取材などにも、対応しております。ぜひ、これらのサービスもご活用ください。
レバノンの撮影コーディネートガイドはこちら。
まとめ
西アジアでの安全で円滑なロケの実現には、現地を熟知しているコーディネーターや日本語スタッフのサポートが非常に有用です。ニッポン・プロダクションでは現地を心得ている日本語または英語の堪能なコーディネーターの手配は勿論、複雑さを伴う西アジア各国の撮影許可取得、現地の各種クルーなどの手配にも対応しています。西アジア各国のロケーションの入念な事前リサーチからご帰国まで、海外ロケ・制作サポートの専門会社である弊社は安心のワンストップサービスをご用意しております。西アジアでのロケに関しては勿論、その他海外での映像制作に関することは何でもお気軽にご相談ください。