トルコと日本を繋ぐコーディネーター:エリーズが伝えるトルコ撮影の魅力

2023.12.21

トルコと日本を繋ぐコーディネーター:エリーズが伝えるトルコ撮影の魅力

経歴についてお聞かせください。

東京に生まれ、パリ大学大学院で社会学の修士号を修了し、発展途上国における人権を専門としています。10年前から、トルコのNGOで人類学者およびプロジェクト・コーディネーターとして、 収容施設(留置所や精神病院)での人権擁護に取り組んできました。また、トルコ東部で難民女性のエンパワーメントプロジェクトを指揮した経験もあります。現在はニッポン・プロダクションで専任のプロデューサーを務め、トルコをはじめとした様々な国での撮影サポートに取り組んでいます。

また、学術翻訳者および通訳者として、フランス・日本・トルコ・英語での活動をしています。

誰にも知られていないような特技を教えてください。

フランス語、日本語、トルコ語、語、スペイン語が使えます。

絶対音感があります。家系で3代目です。息子もそうです。

両利きで、基本的に何でも両手でできます。両手にペンを持って同時に鏡文字を書くことも得意です。

動物と強い信頼関係を築くことができます。地域の動物たちの世話に日々精を出し、猫や犬、野生動物の保護をしたことも数えきれないほどあります。現在、捨て猫や慢性病をもつ猫を6匹飼っています。

お気に入りの映像コンテンツは何ですか?

“エキュメノポリス 限界なき都市”

巨大都市イスタンブールの都市化をめぐる、社会・経済・環境のめまぐるしい問題を描いた痛烈なドキュメンタリーです。描かれている現象はトルコの他の地域にも及んでおり、2023年2月6日にトルコ南東部で発生した大地震による災害の規模をより深く理解することができます。

撮影中に起こった最も大変な出来事と、解決した方法を教えてください。

一度、イスタンブールの主要な観光地での撮影を企画したことがありました。

許可を得て、撮影料も支払いました。現地の最高責任者から、時間は厳守し 超過は一切認めないと念を押されていました。しかし撮影当日、カメラマンの機材にトラブルが発生し、撮影を再開するまでに時間の半分をロスしてしまう事態になりました。当初、責任者は時間延長を拒否していましたが、長い交渉の末、時間延長を認めてくれました。結果として、追加費用を払うこともなく撮影を終えることができました。トルコには、理解があり協力的な人が多く、トルコ人の寛容さに助けられて、良い仕事ができました。

日本の映画監督やジャーナリストにトルコがおすすめな理由は何でしょう?一番の魅力は何でしょうか?

トルコは、その文化的な豊かさと地政学的な位置により、ユニークで制作に必見の国だと思います。

イスタンブールは世界で最も魅力的でファンタジックな都市のひとつです。他の地域も、文化、民族、歴史、環境の面で驚くべき多様性を秘めています。トルコの西部と南部は観光業が盛んですが、東部と北部もメディアの注目に値する豊かな地域が多くあります。

トルコの人々は友好的で温かく、話しやすいです。また、不測の事態に対処することに長けており、速やかにバックアッププランを打ち出すことに慣れています。

さらに、トルコの人々は、世界のどの国より親日家です。日本人を心から歓迎し、メディアチームに積極的に協力してくれます。

トルコにはこの様な特徴があるため、日本の映画監督やジャーナリスト、コーディネーター、現地クルー間での連携が取りやすく、理想の撮影を円滑に行うことができます。

日本の映画製作者やジャーナリストにとって、トルコのロケで苦労することは何でしょうか?それに対してどう対処していますか?

トルコで撮影をする場合、事前に必要なすべての許可を取得することが不可欠です。私はこれらの事案を経験しており、撮影がスムーズに行われるよう、必要なこと全てに対処しております。

また、取材内容によっては、キーパーソンとのコンタクトが重要な場合もあります。ニッポン・プロダクションは、トルコ国内において幅広いネットワークがあります。独自のネットワークを駆使し、日本とトルコに精通した専門スタッフとコーディネーター達で、魅力的なコンテンツの完成を実現します。

最後に、日本のクライアントへの思い、付け加えたいことがあれば、何でもどうぞ。

2023年10月29日に建国100周年を迎えたトルコ共和国は、同年2月6日に非常に激しい地震が南東部を襲いました。この災害により、多くの人々が直接的、間接的に被害を受けました。

このような状況においても、トルコの人々は元来の逞しさで復興に励んでいます。トルコは過去に何度も困難な状況を乗り越えてきており、今後も地道な努力と深い連帯感で再び立ち直ると信じています。トルコ国民の前向きな姿は世界の注目と励ましに値し、今後も目が離せません。

最後に、我々はトルコでの撮影を希望する日本の撮影クルーを、マルチリンガル(仏・日・英・西・土語)の日本人コーディネーターで喜んでサポートいたします。トルコはジャーナリストにも映画制作者にもオープンな国であり、特に日本からのゲストやクライアントを歓迎する国です。

ドキュメンタリー制作において、トルコは活気ある食のシーンから豊かな歴史、民族の多様性まで、非常に多くの選択肢を提供してくれます。

コマーシャル制作では、我々ニッポン・プロダクションの専任スタッフ、現地ロケハンマネージャー、現地コーディネーターが、多様な風景、低コストのロケ地、熟練したクルーの確保をいたします。

トルコでの撮影は大変魅力に溢れています。トルコの魅力を最大限に表現できる制作を、お約束いたします。

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